特殊工法

SF緑化工法

自然を甦らせる緑化技術

山を切り開きながら、さらに伸びていく宅地や道路——。
新たな開発が私たちの生活圏を拡げる一方、切り開かれた山肌はいわば大地の傷口。
むき出しになった法面に緑を甦らせ、自然を再生させることは私達の使命でしょう。

団粒構造で“表土”を再生

自然界において森林を形成している基盤“表土”は、永い永い年月を経て堆積したものです。
開発によって裸になった法面に、TG工法では、1年目からの樹林化を支える厚い層の“表土”を、埴壌土の高次団粒構造の形成によって、自然に近い形で瞬時に再生します。

砂の水ハケと、粘土の保水力をあわせ持つ究極の土“高次団粒土”

農業技術の世界で理想とされてきた“高次団粒土”が、SF緑化システムの登場により土木 技術の面からも注目を集めています。

土には大きく分けて単粒、団粒の2種類の構造があり、 単粒土の代表は粘土と砂。粒子の細かい粘土は間隙が小さいため水ハケが悪く、逆に砂は間隙が小さいため水ハケが悪く、逆に砂は間隙が大きいのですぐに乾燥し、ともに植物の生育 には適しません。しかし粘土や砂と有機物が融合した団粒土、とくに高次団粒土は、大小の間隙をあわせ持っています。

小さな間隙で水分/養分を保持しながら、大きな間隙で水ハケを 良くし通気性を確保。液体である水分/養分と、気体である酸素/窒素を、植物の根や土壌 微生物に同時に供給できる訳です。

また高次団粒土は、土粒子が自然乾燥する際に起こる 表面接着と、土粒子(−電荷)と動植物の腐植に含まれる線状有機高分子(+電荷)のイオン 結合という2つの力で結び付いているため、土壌が崩れにくいのも特徴。自然の表土と同じ 高次団粒土を再生することが、これからの緑化の基本になります。

工事例

緑化に関するご相談はお気軽に。
郷土の自然を知りつくした、緑のスペシャリストが承ります。

弊社は「静岡県SF緑化工法協会」の会員登録しています。

PSR工法(RC床版下面増厚補強工法

PSR工法の概要

PSR工法は、補強用の鉄筋をRC床版の下面に取り付けた後、マグネラインで既設の 床版と完全に一体化させる工法です。弾性的でフレキシブルな構造体の形成により、曲げおよびせん断に対する補強効果が同時に得られ、また、マグネラインの防蝕効果に より耐久性も向上します。

PSR工法の特長

① 床版下面からの施工のため、交通開放したまま施工できます。
② 現床版を補強する工法なので、産業廃棄物を出しません。
③ 天候の影響を受けずに施工できます。
④ 工事中の騒音や振動が無いため周辺に迷惑をかけません。
⑤ 補強後は目視点検ができます。
⑥ 補強と同時に防錆・防蝕効果があります。
⑦ 橋面上部より雨水が浸入しても水を滞留させません。
⑧ 補強に必要な耐力(不足鉄筋量)はRC理論により求めることができます。

施工例(土研)

弊社は「静岡県PSR工法研究会」の会員です。

「マグネライン」の前田工繊(株)ホームページ

ニューレスプ工法

ニューレスプ工法の概要

ニューレスプ工法とは、既設モルタル・コンクリート吹付をはつり取らず、様々な技術を組み合わせる補修・補強工法のReSP工法という既存の工法より改良された工法です。

ReSP工法からの主な改良点は、繊維補強モルタル吹付工に使用する有機繊維「BCファイバー」を使用し、一般的な吹付方法である「湿式吹付方式」での施工が可能になりました。

ニューレスプ工法の特長

1. 既設モルタル・コンクリート吹付をはつり取らない施工法のため、産業廃棄物の発生を抑えることができたり、簡易な防護柵で施工が可能なので従来より安全に作業ができます。

2. 補強鉄筋工及び背面空洞注入工により、不安定化した法面の安定化することが可能です。

3. 繊維補強モルタルを吹付けることにより、劣化した吹付材の性能を回復させ、より耐久性の高いのり面に仕上げることができます。

施工事例

この工法はNETIS登録技術に登録されています。
弊社は「静岡県ニューレスプ工法研究会」の会員です。
詳しくはこちらから。